大愚
たいぐ「己の愚を知るを大賢となす」
禅道には、「大愚であれ」という教えがあります。
単に愚かなバカであれということではなく、「愚直の愚を学べ」ということだそうで。
「大賢は愚なるが如し」
真に賢い人は知識をひけらかさないので、一見したところ愚人のように見える。
「大直は屈するが若く、大巧は拙なるが若く、大弁は訥なるが若し」
真にまっすぐな者は一見曲がっているように見え、真に巧みな者は一見下手なように見え、真に雄弁な者は一見訥弁なように見える。
毎日禅語に触れながら過ごしてマル1年、最初は理解すらできなかった考え方も今になってじわじわと心髄に染みてきているのを感じます。
一見すると難解なようでその実とても直球でシンプル。ぜひみなさんも機会があれば読んでみてください。自分と向き合うためのヒントが満載ですよ。
禅のことば – 365 / 365
毎日一語、趣きのある禅語をえらんで書にしています。
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