妙(みょう・びょう・たえ・ただ・たゆ)

(たえ・みょう・びょう・ただ・たゆ)
tae – myou, byou, tada, tayu

言うに言われぬほど美しい。
奥深く味がある。
きわめて巧みである。
うら若い。
変わっている。不思議だ。



成り立ちは「女」と「少」。 の回で書きましたが、少には、本来の少ないという意味のほか「若い、希少な」という意味があります。美しく細い糸で織った絹織物が「紗(さ・しゃ)」、美しい女性が「妙(たえ)」です。

意味は「きめ細かく美しい女の人、若くきれいな女性」ですが、ほかにも「絶妙、巧妙」などの熟語に見られるような、「巧み」という意味もあります。そこから考えると「美しい女性」という意味も、きっとデザインだけが美しいのではなく、立ち居振る舞いや所作も含めて優れた女性という意味があるんじゃないでしょうか。そんな女性は周囲から見るときっとミステリアスなはず。「妙」の「不思議」という意味はもしかするとそんなところから派生しているのかもですね。

ちなみに「微妙」という言葉の本来の意味は、「趣深く、言葉にできない美しさや味わいがあること。」だそうです。「少」の字の印象からマイナスイメージを思い浮かべる人もいるようですが、この「妙」の字には悪い意味はまったくありません。むしろ女性の名前に使う字としてはこれ以上ない、最高級の字と言ってもいいんじゃないでしょうか。