創(そう・きず・はじめる・つくる・はじむ)

(そう・きず・はじめる・つくる・はじむ)
sou – kizu, hajimeru, tsukuru, hajimu

刃物による傷。
初めて作り出す。
はじめる。



穀物庫をあらわす「倉(くら)」と、刀を意味する「刂(りっとう)」を合わせて「創」です。砥石で刃物を研いでいる状態をあらわすという説や、「倉」はここでは傷を意味し、刀傷をあらわしていているという説など、成り立ちには諸説あります。

いずれにしても、漢字本来の意味は「刃物による傷」です。
そこから転じて「何かを始める、つくる」という意味になるところが漢字の面白いところですね。興味深いのは、ただ単に作ることを意味するのではなくて「はじめて作る」というニュアンスを含んでいるところ。誰かが作ったものを模してつくるのは「作る」であって「創る」ではありません。

傷を意味するところから名付けには縁起がよくないという意見もありますが、新しいものを創造するためなら多少のリスクは覚悟の上でという教訓込みならどうでしょうか。なかなか凄みのある漢字だと思います。