脩(しゅう・おさ・おさむ・さね・すけ・なお・なが・のぶ・はる・もろ)

(しゅう・おさ・おさむ・さね・すけ・なお・なが・のぶ・はる・もろ)
shuu – osa, osamu, sane, suke, nao, naga, nobu, haru, moro

肉をほして細ながくさいたもの。
すらりと姿を整える。すらりと細ながい。
はるかに遠い。



攸(ゆう)に「月」を加えた字。ここでの「月」は「moon」ではなく「肉」です。細く割いた干し肉、いわゆるジャーキー的な干し肉をあらわしているそうです。同じく攸(ゆう)に「彡(さんづくり)」を加えた「修」と似た字なので読みや意味も混同されてきた歴史があるようですが、本質的な字義はまったく違うようですね。

もともと中国では「脩」を先生への謝礼として納める習わしがあったそうですが、どういう経緯で「干し肉」をあらわす字が名付けに使われるようになったのか、調べた範囲ではよくわかりませんでした。ただ、「攸(ゆう)」には、物理的な長さだけじゃなく、時間的な永さも意味として含まれている上、「天地の理気に沿う」という字義を持つという解釈もあったりします。ただ単に干し肉をあらわしていた字ではないのかもしれませんね。

この「脩」が人名用漢字に加えられたのは1981年。「野球は筋書きのないドラマである」という名言を残された昭和初期の名監督、三原脩さんが「おさむ」の字を「修」から「脩」に改名しようとしたものの、当時は「脩」の字が使えず、仕方なく通名として名乗っていたものが後に追加されたという経緯があるそうです。三原監督人気もあってのことだったんでしょうね。