生(せい・しょう・いきる・いかす・いける・うまれる・うむ・おう・はえる・はやす・き・なま・うぶ)


(せい・しょう・いきる・いかす・いける・うまれる・うむ・おう・はえる・はやす・き・なま・うぶ・なる・なす・あり・い・いき・いく・う・うまる・お・おき・すすむ・たか・なり・ふ・ふゆ・よ)
sei – shou, ikiru, ikasu, ikeru, umareru, umu, ou, haeru, hayasu, ki, nama, ubu, naru, nasu, ari, i, ki, iki, iku, u, umaru, o, oki, susumu, taka, nari, fu, fuyu, yo

いきる。
命。いきているもの。
うむ。うまれる。
物事が現れる。生ずる。
草木がはえる。
いきいきしている。
純粋な。
なま。熟していない。
加工しない。



土から植物が芽生えた姿をあらわす象形文字。
読みはまだまだあって、これでも抜粋しています。それだけ大事な字ということですね。
名付けでも「お、せい」の読みで止め字として人気です。

この字に関しては余計な解説は割愛して、五行詩人・岩崎航さんと谷川俊太郎さんの詩をひとつづつご紹介。



くるしいも波

かなしいも波

たのしいも波

うれしいも波

だから漕ぎ続けてる


… 岩崎航






生きる



生きているということ

いま生きているということ

それはのどがかわくということ

木漏れ日がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

くしゃみをすること


あなたと手をつなぐこと



生きているということ

いま生きているということ

それはミニスカート

それはプラネタリウム

それはヨハン・シュトラウス

それはピカソ

それはアルプス

すべての美しいものに出会うということ

そして
かくされた悪を注意深くこばむこと



生きているということ

いま生きているということ

泣けるということ

笑えるということ

怒れるということ

自由ということ



生きているということ

いま生きているということ


いま遠くで犬が吠えるということ

いま地球が廻っているということ

いまどこかで産声があがるということ

いまどこかで兵士が傷つくということ

いまぶらんこがゆれているということ


いまいまがすぎてゆくこと



生きているということ

いま生きてるということ

鳥ははばたくということ

海はとどろくということ

かたつむりははうということ



人は愛するということ


あなたの手のぬくみ

いのちということ



… 谷川俊太郎