乱(らん・みだれる・みだす・おさむ)


乱(らん・みだれる・みだす・おさむ)
ran – midareru, midasu, osamu

物事がもつれて秩序がなくなる。みだれる。みだす。
国がみだれること。戦争。
一定の枠を外れたさま。みだりに。
ただれる。くずれる。



ここまでいい意味がない漢字もめずらしいかもしれません。
ほんとうの字は「亂」です。左部は絡まった糸まきをあらわしていて、これが「みだれる、もつれる」の字義になっています。ただ面白いのが、左部の一番上に手の象形があり、右部が角べらをあらわしていることから、手とへらを使ってもつれた糸をほぐそうとしているのが本来の字義だったという解釈も。

歴史上のクーデター事件を日本語ではよく「◯◯の乱」という言い方をします。クーデターを起こされた側から見たら「秩序を乱された」ということになりますが、起こした側から見ると「もつれた世を正す」という目的があったという見方もできます。スクラップ&ビルドの「スクラップ」であるならば、「もつれた糸をほぐす」という字義があってもおかしくないのかもしれませんね。