嵐(らん・あらし)


(らん・あらし)
ran – arashi

山の清らかな風や、空気。
山気(山間のもや)。
荒く激しく吹く風。
山から吹く激しい風。



以前、 を書いた時に触れましたが、「風」の字は、もともと鳳凰の「鳳」に由来しています。やがて簡略化され、音を表す「凡」と「虫(ここでは昆虫ではなく竜の意味)」の組み合わせに。この「風」に「山」を合わせて「山の風、山にたちこめる空気、もや」をあらわす字となったそうです。詳しくは の回を。

ちなみに、中国では「嵐」に「暴風・強風」という意味はないそうです。日本独自の意味なんですね。和語の「あらし(荒らし)」にこの字をあてはめたところから少しづつ意味がそっちに寄っていったんでしょうか。男の子の名づけに人気のある字ですが、日本ではちょっとやんちゃな名前でも、中国に行くとちょっと仙人っぽい名前になりますね。

今回は、「暴風」ではなく、本来の「山にたちこめる空気」という字義をイメージしながら書いてみました。