至于地獄無諸罪垢
至于畜生無有無明憍慢等過
奈落にあって穢れず畜生の群れの中でも驕らず
この禅語は、維摩経 冒頭の一節です。いわく、「地獄に身をおいてもけがれることなく、畜生に囲まれても調子にのって見下したりしない」という感じでしょうか。
会社の経営方針がたとえイマイチだったとしても、それに流されず信念を持って自分の仕事を貫き、周囲の上司や同僚を見下して陰でバカにするような発言は厳に愼むこと。
ちょっとことばを置き換えてみたら現代でも通用する処世訓だと思いませんか。
禅のことば – 343 / 365
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