紘(こう・ひろ・ひろし)


(こう・ひろ・ひろし)
kou – hiro, hiroshi

冠の結びひも。
冠の右からあごをめぐって左にわたしたひも。
張りわたしたつな。つなを張る。
転じて、宇宙を支える綱。大地のはて。



つくりは「広」という字に似ていますが、「ナ(手)」と「厶(曲げたひじ)」を合わせた「厷」という字で、「肱」の原字。曲げたひじを片方の手で伸ばしているようすをあらわしています。

この字を使った熟語に「八紘一宇(はっこういちう)」という言葉があります。これは、日本(一宇)が中心となって世界(八紘)を統合するという意味の語で、大東亜戦争において日本軍のスローガンとして使われたという暗い過去はありますが、もとは「日本書紀・巻第三」の句、「然後、兼六合以開都、掩八紘而為宇、不亦可乎」を縮約したものだそうです。

ここでの「八紘」とは、「8つの方位、天地を結ぶ8本の線」という意味で使われています。人と人、国と国の架け橋という解釈をするとなかなかスケールの大きな由来の名前ができそうですね。