海(かい・うみ・あま・うな・み)


(かい・うみ・あま・うな・み)
kai – umi, ama, una, mi

うみ。
豊かに集まっているもの。
度量が広く大きいさま。



つくりの「毎(まい)」は、髪飾りをつけた母(女性)をあらわす象形文字です。この「毎」には「薄暗い」という意味もあって、「海」という文字はもともと北方の色が濃い海がルーツであるとされているそうです。よく「母なる海」とか言いますが、海という字に「母」が含まれてるのは偶然なんでしょうか。

字源はシンプルに「うみ」をあらわすものでしたが、後世になってそこから派生し、比喩的にたくさんのものが集まっている様子や、海のように広大な様をあらわす語としても使われるようになりました。人の海とか、樹海とか、そういう使い方ですね。人に例えて使う際には「度量が大きい」という意味で使われるので、名付け向きな字でもあります。


suzuri 硯 すずり

余談ですが、書で使う硯(すずり)の墨をためておくくぼみのことも「海」と言います。
この「海」は、水が流れこんで集まってくるくぼみのこともさす字でもあるそうです。ちょっと意訳が過ぎるかもしれませんが、名前に「海」の字をつけるとたくさん人が集まってきそうですね。