巌(いわお・がん・いわ・けわしい)

(いわお・がん・いわ・けわしい)

ごつごつした大きな石。
高くそびえたけわしい岩。
岩穴。岩屋。



巖とも書きます。巌は、「口口」の部分が「ツ」と略されています。
山を取ると「厳」きびしいという字になりますが、意味もその通り、登ること、動かすことを許さない険しい巨石を指しています。後に「岩」と略されるようになってからは名前でしか見かけなくなりました。

意味的には「きびしくて険しい岩」となかなかイカツイ字ですが、名付けに使われる場合の意味としては「周囲に惑わされることなく信念を持ってドンと構えている人物であれ」という願いが込められているとのこと。最近の子どもたちの名には見かけなくなりましたが、これからの時代こそこういう名の人物が必要になってくるのかもしれませんね。

余談ですが、「巌」は国家君が代にも登場する字。
昭和初期にはここから取って名付けられることも多かったとか。

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
いわお(巌)となりて
こけのむすまで


これまた余談ですが、君が代の詩って古今和歌集に載っている平安時代の詠み人知らずの歌だってご存知でしたか?