胤(いん・たね・かず・つぎ・つぐ・つづき・み)


(いん・たね・かず・つぎ・つぐ・つづき・み)
in – tane, kazu, tsugi, tsugu, tuzuki, mi

血筋。
血筋をつぐ者。



成り立ちは「月(肉)」と「糸」と「八」です。分かれた(八)肉(月)が糸でつながれているということでしょうか。意味は血統、または血統を継ぐ子の意。ある意味「種(たね)」と同義な部分もありますが、こちらの「胤(たね)」は人間の子種のみを指します。

他の意味はなく、現代では時代劇くらいでしか見かけませんが、江戸時代頃までは血統をあらわす通字としてよく使われていたそうです。
有名なところでは下総国(千葉県)の千葉氏。三代千葉常胤氏から三十九代千葉胤邑氏まで、北条氏政から養子として迎えられた三十代千葉直重氏を除く全員が「胤」の字を受け継いでいるそうです。Wikipediaでは「以下略」とあったので、もしかすると現在でも受け継がれているんでしょうか。

時代劇などでよく耳にする「御落胤(ごらくいん)」とは、身分の高い人の落とし胤(私生児)という意味であまりいい意味の言葉ではありませんが、それはあくまで「落胤」という熟語のハナシで、「胤」という字そのものにはそういう悪い意味はありません。余談ですが、平清盛が白河上皇の御落胤だという説もありましたね。

歴女なママさんが増えてきたからでしょうか。
この「胤」のつく名の人気が近年じわじわと復活しているみたいですよ。