尋(ひろ・じん・たずねる・ちか・つね・のり・ひつ・ひろし・みつ)


(ひろ・じん・たずねる・ちか・つね・のり・ひつ・ひろし・みつ)
hiro – jin, tazuneru, chika, tsune, nori, hitsu, hiroshi, mitsu

長さの単位。両手を広げた長さ。ひろ。
普通。なみ。
探り求める。訪れる。たずねる。



この字の「ヨ+ロ」は「右」を、「エ」は「左」を、「寸」は手をあらわしていて、組み合わせて大人が両手を左右に広げた長さを意味しています。

今では使われない単位ですが、メートルに換算すると約1.82mほどだとか。余談ですが、この「尋(じん)」の2倍の長さをあらわす「常(じょう)」という単位もあって、この二つを組み合わせてできたのが「尋常」という熟語。ありきたりの長さを「一尋一常」と言い、それが転じて「普通、当たり前」の事を指して使われるなったそうです。

普通、ありきたりという意味だけだとあまり名付けには向かないような印象ですが、「尋」に「千」をつけて「千尋(ちひろ)」となると逆に悠久の長さをあらわす言葉になります。ちょっと意訳すると、ありきたりな幸せでいいので長くつづきますように、というイメージでしょうか。いい名ですね。千尋さんに出会っても、くれぐれも「千尋って1.82kmのことだよ」とか無粋なことは言わないようにご注意を。