縁起
よりておこる大阪から恵比寿に居を移して今年でマルっと16年。おかげさまでたくさん友だちができました。誰かと友だちになるとき、だいたいは「気が合ったから」という直接的な理由があるわけですが、その一歩手前に「誰か、あるいは何かが引きあわせてくれたから」という間接的な理由もあります。
閑話休題。
現代でも日常的によく使われる「縁起」は、もともとお釈迦さまが悟りを開いた後に初めて悟りを表現した言葉なんだとか。本来の意味は「縁りて起こる」。今われわれが享受している結果には必ず原因がある、という意味だそうで。
「気が合った」とか直接的な理由はだいたい自分のことなのでどうでもいいとして、間接的にもたらされた理由、引きあわせてくれた「何か、誰か」には感謝すべきだなと。お釈迦さま、そういうことで合ってますかね。
禅のことば – 321 / 365
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