炎 | flame 書道作品 japaneseart japanese calligraphy 書家 田川悟郎 Goroh Tagawa


honoo : flame
No.2,244
2020/06/28 – 180


火をつけるのはカンタンだけど、燃やしつづけるのはむずかしい。

まわりの後押しなんかも得てイキオイで着火。3年目くらいまでは無我夢中で燃やしつづけ、気がつけば惰性で5年目。このあたりまではふつう。
けれどむずかしいのはそのあたりから。火種がくすぶってしまわないようしっかり薪を焚べ、つもった灰をかきだして焚き木を組み直し、ということをまじめにコツコツできる人間だけが10年、20年と炎を灯すことができる。

あ、でもまじめにコツコツ取り組めばいいだけだから、逆にカンタンなのかな。

もしあなたが灯した炎を持っているヒトなら、折れずに投げ出さずにコツコツと薪を焚べつづけてみてください。
きっとおおきな財産になりますから。