遺伝子 | gene 書道作品 japaneseart japanese calligraphy 書家 田川悟郎 Goroh Tagawa


遺伝子

gene
No.1,832
2019/05/14 – 135


「個性」というものについてアレコレと思いを巡らせながら。


DNAは核の中に存在し、ヒトの場合、体細胞1個に46本のDNAがある。それを全部つなげると2m近くにもなる。遺伝子は、その長いDNAのところどころにあって、「背を伸ばす」や「二重まぶた」などということを決めている部分(タンパク質を決めている部分)で、生物の設計図になる情報がある。
ヒトの場合、タンパク質を決めているDNAの遺伝子部分は全体の1.5%程度で、残りの部分は遺伝子ではない。そのDNAの遺伝子ではない部分には「DNAのはたらき方を調節する情報」があることがわかってきた。しかし、機能がよくわかっていない部分もまだ多く残っている。
つまり、「DNAはデオキシリボ核酸という物質」そして、DNAの一部が遺伝子で、「遺伝子は生物の設計図になる情報」である。

ヒトに限らず、ある生物がもつ遺伝子と、遺伝子ではない部分を全部含めた遺伝情報の全体を「ゲノム」という。DNAは物質だが、「ゲノムというのは DNAにしまわれている内容、つまり遺伝情報のすべて」である。ゲノムは今、薬や医療、品種改良などわたしたちの身近なところでも利用されている。

ヒトの遺伝子数はおよそ2万2千個で、カーネーションの4万3千個より少ない。しかし、ゲノム全体の情報量で比べればヒトゲノムはカーネーションの5倍もある。ヒトゲノムには遺伝子ではないが、遺伝子のはたらき方を調節する部分がたくさんあるので、ヒトはいろいろと複雑な調節をしながら、からだづくりを行うことができるのである。(NHK高校講座のテキストより)