事霊 | Souls reside within words  書道作品 japaneseart japanese calligraphy 書家 田川悟郎 Goroh Tagawa


志貴嶋
倭國者
事霊之
所佐國叙
真福在与具

Souls reside within words of the Yamato nation of Shikishima ( Japan ), and it will be filled with good luck due to the power they contain. by Kakinomoto no Hitomaro
No.1,804
2019/04/16 – 107


日本は神代のむかしから「言霊」によって支えられてきた国だったと、柿本人麻呂や山上憶良が歌に書き残しています。

言霊で凶事を招くようなことがないように、穢い言葉は慎まねばと。現代はぼくたち一般人のつぶやきもログとして残るような時代ですから。もちろん、政(まつりごと)を司る人間の悪態、暴言は言わずもがなですが。


志貴嶋 倭國者 事霊之 所佐國叙 真福在与具

志貴嶋の倭の国は、事霊(言霊)の佐くる国ぞ真幸くありこそ
大和の国は、言霊に守られた国だ。まことに幸いなことに。

柿本人麻呂(万葉集より)



言霊

声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。(中略)自分の意志をはっきりと声に出して言うことを「言挙げ」と言い、それが自分の慢心によるものであった場合には悪い結果がもたらされると信じられた。(中略)言霊思想は、万物に神が宿るとする単なるアニミズム的な思想というだけではなく、心の存り様をも示すものであった。