晴耕雨読 | seikou-udoku 書道作品 japaneseart japanese calligraphy 書家 田川悟郎 Goroh Tagawa


晴耕雨読

seikou-udoku : work in the field in fine weather and stay at home reading when it is wet
357/365 : 2018/12/23


晴れた日には野良仕事をし、雨の日には読書をする。ご存知のとおり、自然とともに暮らす悠々自適な過ごし方を意味することばです。
この語の出典について調べてみたものの出自不明とのことだったので、有名な佐多宗二商店の芋焼酎、「晴耕雨読」のラベルに書かれた漢詩を借題して。こちら酒造元のオリジナルの漢詩だそうで。
本来の意味とは少し違う解釈ですが、なかなか味わい深い詩ですね。

人生中年過
載仕事重責
一時忘浮世
人生最高楽
非榮達贅沢
齧煎豆罵倒
歴天下英雄
呑晴耕雨讀


人生なかばを過ぎ
戴く仕事の重責
益々重く一時のゆとりを求めたし
人生最高の楽しみは
贅沢栄達にあらず
煎り豆を齧り歴史の英雄豪傑を罵倒する
酒と楽しむ読書にこそあり