刃(やいば)

やいば(刃)
YAIBA
sword



刃を抜くのか抜かないのか、抜くときはどんな時で誰が判断するのか、はたまた抜いた時に抜いた人間に危険は及ばないのか… などなど、国を代表して国政を担っている大のオトナたちが、小学生が聞いても笑いそうな間の抜けた議論に終始しているのを見ると腰が砕けそうになります。

日本は、戦後70年にあたる2015年に、「同盟国、友好国のために武力行使を行うことを認める」という、事実上の攻撃用の「刃」を持ってしまいました。護身用ではありません。実際の刀剣には観賞用の美術品、工芸品という側面もありますが、軍事力とそれを他国のために行使することを認めた法律にそんな優雅な側面はありません。なんだか「刃」という字の横にあると朱肉も生々しい血の色に見えます。

やいばの語源は「焼き刃」。
何のために焼くかというと、骨を断っても折れないよう強く鍛錬するためにです。


大和ことば – 064 / 365

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