雨滴聲 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


雨滴聲

うてきせい


雨垂れの音を聴きながら、黙々と何かに勤しむ時間が好きです。
うるさいわけでもなく、かと言ってぜんぜん気にならないかというとそうでもなく。なぜか不思議と耳では追っていて、自分の鼓動を聴いているような安心感に包まれているというか。

雨滴の先に聴こえる首都高速の騒音は耳ざわりなのに、どうして雨垂れの音、波の音、風の音には聴き入ってしまうんですかね。有り体な言い回しですが、ヒトも自然の一部だからということなんでしょうか。

閑話休題。

「雨滴聲(うてきせい)」は、碧巌録の問答に登場する禅語。
軒先に落ちる雨垂れの音を、自分自身の内なる音として聴いてみるのもまたひとつの座禅なのかもしれません。


禅のことば – 201 / 365

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