洗硯魚呑墨 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


洗硯魚呑墨

すずりをあらえばうおすみをのむ


高レベル放射性廃棄物の処分場候補地が国から発表されたとのニュースを見ながら、ふと思い出して一筆。
以前この語を見かけたときには特にココロに響くものもなかったんですが。

硯を洗っていると、魚が寄ってきて流れる墨とたわむれはじめた。この禅語はそんなのどかな日常のひとコマを詠った漢詩だとか。でも今日はなんとなくそんな牧歌的な読み方ができず。
大気と水、土壌を汚染されてもそれでもこの地で生きざるを得ないボクたちも、墨を流されれば呑まざるを得ない魚といっしょです。


禅のことば – 302 / 365

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