無雲生嶺上 有月落波心 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


無雲生嶺上 有月落波心

くものれいじょうにしょうずることなくんば、つきのはしんにおつるあり


「無雲生嶺上、有月落波心」とは、慈明禅師と弟子の翠巌の問答に登場する禅語。「仏法の真意とはなにか」という禅師の問いに対し、翠巌は、「雲がかからなければ、いつでも水面に月が映えて美しいだろう」と答えます。いわく、「雲」は心の迷いや妄想。それが晴れてさえいればいつでも月は輝いているものだと。

ちなみにこのあと、できすぎだと翠巌は慈明禅師に諌められてしまったそうですが、美しく澄んだ情景がうかびそうないい言葉ですね。
今日の江戸は残念ながら薄い雲が張りつめて月が見えませんが、みなさんの心の月はどうですかね。


禅のことば – 177 / 365

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