鐵團欒(てつだんらん)禅語 禅書 書道作品


鐵團欒

てつだんらん


今日は本題から。「鐵團欒(てつだんらん)」とは、鉄の塊の意。
手のつけようのない頑固者のことを叱責する言葉です。

ホントに頑固な人は、そもそも人のはなしを聞くつもりがないので届かないんだろうなと思いつつ、老子のこんな言葉を紹介しておきます。

人の体は、生まれてくるとき弱くやわらかいけれど、死ぬと固く強ばってしまう。草木などの生命も、生まれてくるときは柔らかでもろくみえるが、死ぬと固く干からびてぼろぼろになってしまう。つまり固く強ばっている方が死に近く、柔らかく弱々しい方が生に近い。
軍隊がいくら力強くても、力だけでは勝てないし、樹木に柔軟性がなければ簡単に折れてしまうのと同じように。つまり、強く大きなものこそ下にあり、弱く柔らかいものこそが上にある。

… 原文
人之生也柔弱、其死也堅強。
萬物草木之生也柔脆、
其死也枯槁。
故堅強者死之徒、柔弱者生之徒。
是以兵強則不勝、木強則折。
強大處下、柔弱處上。



ボクもそうとう頑固な性質なので、いまも反省に胸をチクチクさせながらこれを書いています。
ボクの場合、直さなくてはと気づかせてくれたのは、先輩の「頑固を通すのもいいけど、まわりの人間が自分本位なお前に合わせてくれてることを忘れるなよ」というひとことでした。

一般的には、年齢を重ねるほど固定概念が積み重なって頑固になっていくと言われているので、今のうちにアタマをやわらかくしなやかにしてまる子ちゃんの友蔵みたいなじいちゃんを目指そうと思います。


禅のことば – 040 / 365

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