擔板漢(たんぱんかん)禅語 禅書 書道作品


擔板漢

たんぱんかん


オリンピックに出場しているアスリートのみなさんの清々しさは見ていてほんと眩しいですね。試合後のインタビューで彼らが語る言葉を聞いていると、名声欲でも金銭欲でもなく、ただただ純粋に五輪の輝くメダルだけを目指し続けてきた真っ直ぐな思いの強さがにじみ出ているようで。


閑話休題。長い板を肩に担いぐと、右か左、担いでいる方の視野は板でさえぎられて見えない状態になります。「擔板漢」とは、そんな「板を担いだ男」を指す禅語。物事を一方向からしか見ることができない人、視野が狭く周りが見えない人をたしなめる言葉です。

視野が広く、考え方も柔軟で聞く耳も持っていて、確かにそれもすばらしいのかもしれません。でも、人生に何度か、仕事でも趣味でも恋愛でも、自分の思う方向に真っ直ぐがむしゃらに突っ走ってみることもあっていいんじゃないかなと、ボクはそう思います。


禅のことば – 073 / 365

毎日一語、趣きのある禅語をえらんで書にしています。
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