玉の緒(たまのお)

たまのお(玉の緒)
TAMANOO
thread of life



玉と魂の「たま」は同源の言葉。私たちの遠い祖先は、美しい宝玉に人間のたましいを感じていたようです。

もともと「玉の緒」の本義は、宝石をつなぐ糸のこと。玉にひとの魂をかさね、比喩的に「生命を身体につなぎとめておく糸」あるいは「魂と魂を結ぶ運命の糸」という意味で 儚い ものの喩えとしても使われるように。

玉の緒よ
絶えなば絶えね
ながらへば
忍ぶることの
よわりもぞする

新古今集におさめられている式子内親王の有名な歌です。
意味は、「いのちが絶えるならそれでもかまわないよ。このまま生き続けたら我慢する心が弱っちゃうかもしれないから。」という感じでしょうか。式子内親王は女性。妻子ある身分の殿方との忍ぶ恋を歌ったと言われています。
女性の怖さがにじみ出てるように感じるのはボクだけでしょうか。


今日は台風18号、通称「アータウ」の上陸で朝から東京も荒れ模様です。

玉の緒(たまのお)


大和ことば – 093 / 365

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