玉黍(たまきび・とうもろこし)

たまきび(玉黍・とうもろこし)
TAMAKIBI
corn



独自の名前はないのかなと和語のルーツを調べてみたら、玉のような美しい実が並ぶ黍ということでしょうか、「たまきび(玉黍)」という別名がみつかりました。


とうもろこしは、16世紀にポルトガル人によって日本に伝えられたそうです。当時、日本は中国のことを「唐土(もろこし)」と呼んでおり、中国産の似た穀物と区別するために「南蛮渡来のもろこし」という意味で「とうもろこし」となったのではないかと言われています。ちなみに漢字では「玉蜀黍」が正解。

現在でも、とうもろこしの呼び名は「きび、きみ、もろこし、なんばん…」などなど、日本各地でそのバリエーションは200を超えると言われています。おそらく「きび、きみ」の呼び名は玉黍の「きび」から来ているんでしょう。あまり聞いたことがない呼び名では、千葉の「ぎょく」、上越の「とうまめ」、福井の「あぶりき」、愛知の「なんばと」、熊本の「さんかく」など。こんなに地域差のある呼び名も珍しいですね。

ちなみに、写真は千葉県産のプラチナホワイトコーン。
糖度が高くおいしかったです。


大和ことば – 023 / 365

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