匠(しょう・たくみ・なる)


(しょう・たくみ・なる)
shou – takumi, naru

たくみ。木を切って細工する大工や、さしもの師。
手細工をする職人。
技芸の巧みな人。
巧みな技巧やアイデア。



サシガネ(鍵型の定規)と「斤(おの)」を組み合わせた「匠」は、もともとは木工職人、大工をあらわす言葉だったそうです。
漢字の部首は「はこがまえ(匚)」、和語の語源は「巧み」で、「工」とも書きます。

英語の「design」にあてられる「意匠」という言葉がありますが、辞書によると「構造、形状、装飾、色彩などに工夫や趣向を凝らすこと」とあります。日本の匠たちの「工夫や趣向」との向き合い方、突き詰め方がクールジャパンと評される今の日本文化を支えてきたんですね。

余談ですが、赤穂藩の藩主、浅野長矩の官位でおなじみの「内匠頭(たくみのかみ)」は、天皇家の調度品や儀式用具などの製作を担当していた「内匠寮」のトップにあたる官位。近代まで官庁の名に使われてきたせいかあまり名前で見かけることはありませんが、れっきとした人名用漢字。いい字だと思います。