漱(そう・すすぐ・くちすすぐ)

漱(そう・すすぐ・くちすすぐ)
sou – susugu, kuchisusugu

すすぐ。さっと洗う。
うがいをする。水などで口の中を洗い清める。
名文を口ずさんで味わう。


束は木を紐でたばねるようすをあらわしていて、まとめる、たばねる、速くという意味があります。ここでは「かがんで(欠)さっと(束)水ですすぎ洗う」という意味で使われているとか。

ちなみに夏目漱石の名前は「漱石枕流」という中国の故事に由来しているそうです。
その昔、孫楚という人が「石に枕し、流れに漱(くちすす)ぐ」と言うべきところを「石に漱(くちすす)ぎ、流れに枕す」と言い間違えてしまったが、「漱石とは歯を磨くことで、枕流とは耳を洗うことだ」と言い張って間違いを認めなったことから、負け惜しみの強いことを漱石枕流(そうせきちんりゅう)と言うようになったとか。

あまり深い字義はありませんが、清潔感があってなんとなく風流さを感じさせる字ですね。「負け惜しみが強い」という意味はあくまで「漱石枕流」の四字熟語の意味であって「漱」の字義ではありませんのでご心配なく。