山水有清音 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


山水有清音

さんすいにせいおんあり


バンドの練習やクラブで爆音を浴びたあと、深夜の街に出た瞬間に真っ先に聞こえるのはなぜか道端の虫の声や風の音や雨の音だったりします。シーンという軽い耳鳴りが治まってくる頃から車の走る音や遠くの酔客の喧騒が追っかけて聞こえてくる。街の喧騒のほうがはるかにうるさいはずなのに。

ぼくたちヒトに聴覚がそなわっているのは、そもそも音楽を聴くためではなく自然界の音を聞き分けるためなんやなぁとか、ふとそんなことを考えたりします。

閑話休題。

水音、葉音、雨音、風音。自然界のありのままの音はどれも清く美しい。「山水に清音あり」とは、そんな自然のありのままの美しさを讃える禅語です。

大自然のまんなかまでわざわざ出向かなくても、渋谷区恵比寿にも清音あり。
雑音も多いけど。


追記:
今日の字は竹ペンじゃなく折った割り箸で。
割り箸で書く時には折って、折口に墨をたっぷり吸わせて書くのがコツです。


禅のことば – 320 / 365

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