乍雨乍晴 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


乍雨乍晴

さうさせい


ずっと欲しかったお宝があって、手に入れるまではワクワクし通しだったけど、手に入ったら今度は盗まれはしないか、汚れはしないかと今までにはなかった不安が芽生えはじめて。結局のところ、そのお宝が大切で手元に置いておきたいモノであるという大前提は変わっていないのにワクワクだったものがハラハラに変わってしまう。日常茶飯事的にありますよね。そういうこと。
ずっとやってみたかったジャンルの仕事をようやくいただいたのに、いざはじめてみるとやれスケジュールがどうだ条件がどうだ座組みがなんだとブツクサ言ってしまうのもまた同じ。

閑話休題。「乍雨乍晴」とは、にわか雨が降ったかと思ったらやにわに晴れて…という風な意味の禅語です。
どうとでも解釈できる言葉ですが、ボクは「いっとき先の天候にばかり気を取られて振り回されず、大きく四季のうつろいを捉えるくらいの心持ちでいなさい」という励ましの語として読みました。

盗まれるくらいならいっそ手放してしまえ、と本末転倒な結果にならないよう、おおらかかつダイナミックな心持ちでいたいもんです。


禅のことば – 157 / 365

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