山家富貴銀千樹 漁夫風流玉一簑 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


山家富貴銀千樹
漁夫風流玉一簑

さんかのふうきはぎんせんじゅ、ぎょふのふうりゅうはぎょくいっさ


田舎暮らしと都会暮らし、みなさんはどちらがお好きですか。

この禅語は、黄檗宗開祖の隠元禅師が編纂した詩集「三籟集」に登場する句の一節。「山に暮らす人にとって素晴らしいのは、樹々が雪におおわれた銀世界風景。漁夫にとって風流なのは、蓑笠をつけて船に立つ姿」と、そんな意味の詩です。街での華やかな暮らしにくらべて質素な山や海の生活にも、得がたい風流さがあるんだということを説いているんだそうで。

望み通りの生活を満喫されている方もいらっしゃれば、家業や仕事の関係でやむなく今の生活を、という方まで、きっとみなさん境遇はそれぞれ。いずれにしてもまずは今の暮らしの中にしあわせを見つけることが大事で、それは自分のココロの持ちよう次第だよということをこの詩は教えてくれています。
ないものねだりをする前に、まずは「足るを知る 」ですね。


禅のことば – 281 / 365

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