五月雨(さみだれ)


さみだれ(五月雨)
SAMIDARE
early summer rain



古来の田植えの時期に降り続く長雨、現代の梅雨を意味する大和ことば。
五月(さつき)の「さ」は田植えを意味する古語で、早苗(さなえ)などの「さ」と同義。これに「水垂(みだ)れ」をあわせて「さみだれ」です。

五月の雨と書くのでピンと来ないかもしれませんが、旧暦の五月は現代の梅雨時期である六月ごろ。古代の稲作は田植えの時期が現代にくらべ少し遅かったようです。絶え間なく降り続く雨という意味が転じ、現代では「断続的に」という意味で「五月雨式に」というような用法でしか使われなくなりましたが、本来は梅雨を意味する語です。

今日も東京はさみだれてますね。


大和ことば – 005 / 365

毎日一語、趣きのある大和ことばをえらんで書にしています。
Facebookで日々公開していますのでもしご興味があれば。