打草祇要蛇驚 禅語 禅書 書道作品


打草祇要蛇驚

くさをたせばただじゃのおどろかんことをようす


泣いている幼子に、鬼の形相で「泣くな!」って言ってしまうようなこと、先輩後輩や上司部下の間でも結構ありますよね。最近社員を雇い始めたけどなかなか定着しない…と悩む社長友達と、少し前にパワーランチをしながらそんなハナシをしていました。

マネージメントや社員教育の悩みを聞くと、経営者だった頃を思い出して今でも胸の奥がチクチクします。苦手だったんですよね、マネージメント。つい思いが入ると熱と圧を浴びせかけてしまうタイプなので、ずいぶん部下の成長チャンスを無駄にしてしまったと今でも反省しています。


閑話休題。「打草祇要蛇驚」とは、「草を叩いて蛇を驚かせることができればそれで充分だ」という意味の禅語です。

教育とは、前時代の正解を押しつけることじゃなく、自ら前進する気づきとキッカケを与えること。文章にするとカンタンに書けてしまいますが、アタマでは理解できていても日々の言動に落としこむのはなかなか熟練を要することだと思います。ボクは、どこかの誰かがずいぶん前に書いたマネージメント本を慌ててAmazonで買うよりも、まずは自分がこれまでに与えてもらった気づきを振り返ってみるほうが役に立つと思っているのでそうアドバイスしたんですが、みなさんならどうですか。


禅のことば – 104 / 365

毎日一語、趣きのある禅語をえらんで書にしています。
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