名残(なごり)

なごり(名残)
NAGORI
traces


元々の漢字は「余波」で「名残」は読みにあてた字。
意味は、過ぎ去った後に残る香りや余韻。形見や、何かの最後、例えばお芝居の千秋楽や人生の終わりをあらわすことも。

本来は波が打ち寄せたあとの余韻をあらわす大和言葉で、語源は「波残り」だそうです。万葉集の頃には、何かが過ぎ去ったあとの余韻という意味で使われるようになり、去った人の残り香や思い出をさして使われるようになったのは平安時代以降とのこと。

ちなみに写真は、能登の歴史ある造り酒屋の奥廊下。
古い建物の廊下の奥の暗がりって何か感じますよね。昔の人々の気配というか、名残みたいなものを。


大和ことば – 017 / 365

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