紫(むらさき・むら・し)


(むらさき・むら・し)

むらさき。青と赤のまじった色。
醤油のこと。



色としての名前は、染料に使う「むらさき」という植物の名に由来します。語源は「むらさき」が群れて咲くことから「群れ咲き」、あるいは花の色がムラになって咲くことから「むら咲き」とのこと。

紫はよく高貴な色だと言われますが、そのルーツはローマ皇帝が紫に染めた礼服を着ていたことに由来するそうです。この色文化、日本へは聖徳太子の時代に隋の国を通じて伝わったとか。日本でも冠位十二階の最高位の冠の色(史料に残っていないので確証はないそうです)にはじまり、以後明治時代までは天皇にのみ許された8色のひとつ(禁色)でした。徳の高い僧侶の法衣などは紫ですが、これは天皇に特別に許されて下賜されたものだったそうです。

紫も人名用漢字。よくインスピレーションを高めるといわれる紫ですが、どことなくミステリアスな印象を受ける不思議な色ですね。