良賈深蔵若虚(りょうかはふかくぞうしてむなしきがことし)禅書 禅語 書道作品


良賈深蔵若虚

りょうかはふかくぞうしてむなしきがことし


先日、作品を一切公開していないという書道家さんから instagram 経由で連絡をいただいて少しメッセージのやり取りをしました。どうして公開しないのか聞いてみると、自分で納得のいくものが書けていないからまだ誰にも見せていないとのこと。

同じ表現者としてその気持ちはとてもよくわかります。駄作とわかって人に見せたくはないのは誰だって同じです。でも、少なくとも表現者は、表現したものを発信しないと世間から見たら何もしていないのと同じこと。だからボクは、駄作しか書けなかった日にも書いたものをアップするというルールを自分に課しています。


閑話休題。禅語「良賈深蔵若虚」とは、「賢い商人は良い品を店の奥に隠してなにもないふりをする」、すなわち、「才能をひけらかすようなことはするもんじゃない、謙虚に振る舞え」という教えです。

確かに謙虚に振る舞うのも時には必要かもしれません。でも、こと自己表現する仕事に限っては才能をひけらかすのが仕事です。能力は出し惜しみせず、その時その時の最大限をふり絞って書いていたいと、ボクはそう思います。


禅のことば – 098 / 365

毎日一語、趣きのある禅語をえらんで書にしています。
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