無尽蔵 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


無尽蔵

むじんぞう


無尽蔵とは、中国宋代の詩人、蘇東坡(そとうば)の作とされる句に登場することば。
何ものにも執着しない無心の境地になれば、一切が無限に出現する自在の境地が開けるという、禅の根底にある思想をあらわすと言われています。

素紈画かざれば意高き哉
儻し丹青を着ければ二に落ち来る 
無一物中無尽蔵
花有り月有り楼臺有り


いわく、「何色にも染まっていない真っ白な画布の上にはさまざまな思いを巡らすことができるが、この画布に青や赤の色を付けてしまうと見る人の想像もその色に限定されてしまう。何もない状態はすべての可能性が無限にあるのと同じだ。私は新しい画布に花や月や楼臺を見ている。」といったところでしょうか。

難解な禅の思想はともかく、ボクたちの未来も「素紈」のように真っ白で無尽蔵の可能性があると信じていたいですね。いくつになっても。


禅のことば – 220 / 365

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