麦(むぎ・ばく)


(むぎ・ばく)

mugi – baku


むぎ。



旧字体は「麥」で、「來」と「夊」から成り立っています。「來」は、穂がたれて実った小麦をあらわす象形文字。これだけでも「麦」の意味があるのになぜ脚をあらわす「夊」がつけられたかについては、脚で踏むから、地中深く根を張るから、年を越して実るからなど諸説あるようですが、よくわかっていないそうです。

麦は古代から世界中で重要な食料源でした。日本には縄文から弥生に時代が移り変わった頃、ペルシャあたりからアジア大陸を経て九州へ伝わったとか。現代日本での麦の生産量は90万トン弱。うち北海道での生産が7割近くを占めているとか。北海道の冷涼で梅雨がない気候が麦づくりに適しているんだそうです。

あまり名前では見かけませんが、この字も人名用漢字。
一文字で「麦(ばく)」とか素朴で素敵ですね。