聞聲悟道 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


聞聲悟道

もんしょうごどう


SNSに投稿される愚痴が苦手です。
なかにはほんとせっせと愚痴ばっかり投稿してはるヒトもいらっしゃいますが、公の場に記録として残してしまって、後々振り返った時にしんどくないのかなと、ひとごとながらちょっと心配になります。
余計なお世話ですが、ココロを許せる身近なヒトに聞き流してもらって自分自身もサラッと忘れるくらいのほうがええんちゃいますかね。

閑話休題。

「聞声悟道(もんしょうごどう)とは、「聞声悟道、見色明心(もんしょうごどう、けんしきみょうしん)」という雲門和尚の言葉の一節。声を聞いて道を悟り、色を見て心を明らかにするという意味です。

禅の高僧たちのエピソードには、小石が竹に当たる音を聞いて悟りを開いたり、鐘の音にビビッときて開眼したりという逸話がよく登場します。もちろんいくら真似してそんなもの聞いたところで悟りなんか開けるわけもないわけで。五感を研ぎ澄まして万象と向き合えということでしょうか。あるいはもしかしたら言葉に置き換えられるような思考へのこだわりを捨てよということだったり。あ、内なる声じゃなく周囲の音に耳を傾けよということなんかな。

まぁ特に悟りを開きたいわけじゃないのでそのあたりは深追いしませんが、冒頭おハナシした愚痴ってばかりのヒトも、もしかしたら自分の内なる声ばかり聞かずにいろんな声や音に耳を傾けてみたら景色が変わってくるのかもしれないなと、そんなことを考えてみたり。


禅のことば – 206 / 365

毎日一語、趣きのある禅語をえらんで書にしています。
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