まほろば(真秀呂馬)

まほろば(真秀呂馬)
MAHOROBA
great and splendid land of Yamato



古事記に、倭建命(ヤマトタケルノミコト)が詠んだとされる望郷の歌の一節に「まほろば」という言葉が登場します。
今回書いたのはその前段の一部。

 夜麻登波 / やまとは
 久爾能麻本呂婆 / くにのまほろば
 多多那豆久 / たたなづく
 阿袁加岐 / あをかき

このあとは、

 夜麻碁母禮流 / やまごもれる
 夜麻登志宇流波斯 / やまとしうるはし

と続きます。
古事記では、遠征に出た倭建命が故郷の倭(やまと)を想って「大和は国々の中でも格別に優れた美しい国だ。幾重にも連なった青々と茂る山々、その山々に囲まれた大和こそ本当に麗しい国だ。」と望郷の念を詠ったとされています。

日本書紀ではまた少し違った表記で景行天皇の詠んだ歌として紹介されたりしていて、歴史家のみなさんの間では色々と議論があるそうです。現代人の我々としては、とりあえずそのあたりのことは置いておき、純粋に日本の美しさを賛美した歌として心に留めておけばいいんじゃないでしょうか。

まほろばをけがすようなことをすると怒られますよね、いにしえの神々に。


大和ことば – 027 / 365

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