ことのは(言の葉)


ことのは(言の葉)
KOTONOHA
word



古くから「事(こと)」を伝え語ることを「言(こと)」といい、その「言」を構成するひとつひとつの語や文節を、「言」の「端」という意味で「ことば」と呼んだとか。漢字については、奈良時代の万葉集では「言葉」「言羽」「辞」、平安時代の枕草子では「詞」の字が使われていたものが、やがて「言葉」に落ち着いたという経緯があったようです。

「言の葉」という漢字表現の由来については、平安時代に編纂された「古今和歌集」の仮名序「やまとうたは ひとのこころをたねとして よろづのことの葉とぞなりける」という、紀貫之によって書かれたと言われる冒頭の序文にあるとおりです。心を「種」、ことばを「葉」に例えたわけですね。

言葉(言の葉)という表現も粋ですが、ちょっとした発言があっという間にネット上に飛び交ったりするようになった現代では「言の羽」という漢字もなかなか言い得て妙なんじゃないでしょうか。


大和ことば – 188 / 365

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