こむら返り


こむらがえり(腓返り)
KOMURAGAERI
leg cramp



この言葉がはじめて文献に登場するのは平安後期の「類聚名義抄」という辞書。平安から江戸時代にかけて、「ふくらはぎ」のことは「こむら」と呼ばれていたそうです。これがひっくり返ったかのように痛むことからこの名がついたとか。

語源は、肉のカタマリを意味する「肉叢(ししむら)」から、小さなカタマリということで「小叢(こむら)」、あるいは筋肉が瘤(コブ)のように隆起していることから「瘤ら(こぶら)」などの説がありますが不詳。「ふくらはぎ」の言葉が一般的になったのは江戸後期から明治にかけてのこと。

ちなみに、ボクの地元では「こぶら返り」と言っていましたが、「こぶら」と「こむら」、全国的にどちらの呼び名もあるそうです。

この「こむら返り」、医学的には「腓腹筋痙攣(ひふくきんけいれん)」という症状。起こりやすくなるのは、運動などで多量の汗をかき、電解質バランスが崩れた時。または長時間の立ち仕事の後や、久しぶりの運動の後だとか。一般的にはビタミンEを摂取すると効果的といわれているそうです。


やまとことば – 298 / 365

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