虚空裏釘楔 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


虚空裏釘楔

こくうりにくさびをうつ


「毎日書を書いててしんどくないですか」と聞かれることがあります。きっとその人にとっては無駄なことに見えてるんでしょうね、毎日書くという作業が。確かに一度書きはじめると数時間、数百枚の紙を費やすので片手間でできることじゃありません。

閑話休題。
虚空裏釘楔とは、「虚空にくさびを打つ」という意味の禅語。「ぬかにクギ」などの慣用句と同義で、無駄なことのたとえとして使われます。
この語が登場する「臨済録」では、「無駄なことをするな!」という叱責の言葉として紹介されていますが、禅道では逆に「無駄なことにも意味がある」という解釈で使われることもあるようで。

無駄かどうかは端からみていてもなかなかわからないもの。でもきっと、無駄だと思いながら取り組んだら無駄なことになるし、実になると思って真剣にやれば何か得るものがあるということなんでしょうね。


禅のことば – 165 / 365

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