絆(きずな・ばん・はん・ほだし)

(きずな・ばん・はん・ほだし)
kizuna – ban, han, hodashi

人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつき。
馬などの動物をつないでおく綱。



半という字は、二つに分けることをあらわす「八」と「牛」から成り立っていて、「二つに分ける、半分」という意味。これに「糸」を合わせ、「分けられたものをつなぎとめる」という意味の「絆」になります。

ちょっと興ざめするかもしれませんが、本来の字義は「家畜が逃げないようにつなぎとめておく綱」のことを意味しています。語源は「引綱(ひきつな)」「騎綱(きづな)」「頸綱(くびつな)」など諸説あります。「情にほだされる」という慣用句がありますが、これは「相手の気持ちに同情し引き止められる」という意味で、漢字は「絆される」と書きます。家族や友人など人と人を離れがたくしている心の結びつきを言うようになったのは比較的最近だそうです。

この「絆」は常用漢字ではありませんが、人名用漢字。震災以降とても人気が高いとか。綱をあらわすという本来の字義はあくまで漢字が生まれた時のものであって、現代では「心の結びつき」を意味する字として使われているので気にすることはないと思いますが、名付けに使うのであればちゃんと説明ができるように考えてあげてください。

ちなみに、ボク個人的には「 」という字の字義のほうが好きです。