賢( ケン・ゲン・かしこい・まさる・さかしい・さかしら・かた・かつ・さか・さかし・さと・さとし・さとる・すぐる・たか・ただ・ただし・とし・のり・まさ・まさる・ます・やす・よし・より)


( ケン・ゲン・かしこい・まさる・さかしい・さかしら・かた・かつ・さか・さかし・さと・さとし・さとる・すぐる・たか・ただ・ただし・とし・のり・まさ・まさる・ます・やす・よし・より)

ken – gen, kashikoi, masaru, sakashii, sakashira, kata, katsu, saka, sakashi, sato, satoshi, satoru, suguru, taka, tada, tadashi, toshi, nori, masa, masaru, masu, yasu, yoshi, yori

才知・人格がすぐれている。かしこい人。
相手への敬意を表す語。



文字の成り立ちとしては、しっかり上方を見据えて見開いた目をあらわす「臣」と、右手の象形である「又」、そして財をあらわす「貝」からできています。

古代の社会では、洋の東西問わず「聖人」に次ぐ位が「賢人」であったとか。宗教的な支配が一般的だったであろう古代社会での最高位が、悟りを開いた聖人ならば、聖人のビジョンの元で実際の政(まつりごと)を運営していたであろう賢人は、今で言う閣僚クラスでしょうか。

知的な意味のイメージが強い「賢」ですが、字の成り立ちを見ると、財・地位の高さをあらわす「貝」が含まれています。ボク的な解釈ですが、ただ才知がある、クレバーな人をあらわすだけじゃなく、今風に言うとステイタスも兼ね備えたエグゼクティブエリート的な人格をあらわす文字なんだと思います。

全国の賢さん、賢一さん、賢治さん、賢輔さんほか、賢の名をもらったみなさん、ぜひ成功者になってください。なんかプレッシャーをかけてるみたいになってきたのでこのへんにしときます。