花薬欄(かやくらん)禅書 禅語 書道作品


花薬欄

かやくらん


アタマがお花畑状態、というと浮かれ気分の女の子に皮肉っぽく使うことが多い表現ですが、みなさんは最近いつ経験されましたか。
アタマの中で花火が炸裂することもあれば、スッカラカンになることもあり、ドヨーンと雲が垂れこめることも。だったら、たまには脳内お花畑の日があってもいいんじゃないでしょうか。

書を書いていると、その時の脳内気分が知らず知らずのうちに線に現れ、自分でも驚くことがあります。毎日書いていてやっと気づくような微妙な差なのでみなさんには伝わらないかもしれませんが、あらためて見返してみると一昨日あたりから今日までの書は、お盆の休暇でストレスが抜けたのかいつもよりやわらかい運筆になっていたようです。もしかしたら脳内お花畑状態、いやユルユルのところてん状態だったのかもしれません。


閑話休題。その昔、修行僧に「煩悩や妄想がすっかりなくなった美しい清浄な悟りをひらいた状態とは」と問われた雲門文偃禅師は「花薬欄(かやくらん)」と答えました。禅師の真意がどこにあったのかはさまざま解釈がありますが、ボクが一番気に入ったのは、「満開の芍薬で光明絢爛な花壇のように輝いている」という解釈。

ひとつひとつの花がそれぞれに咲き誇っている芍薬の花壇。
想像しただけで脳がとろけそうです。


禅のことば – 125 / 365

毎日一語、趣きのある禅語をえらんで書にしています。
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