かんざし(簪)

かんざし(簪)
KANZASHI
ornamental hairpin



語源は「髪挿し(かみさし)」だと言われています。漢字は中国の髪飾りに由来する当て字。
古くは縄文時代の出土品にも見られるほど歴史が古く、当時は実用的な目的のほかに魔除けとしての意味合いもあったとか。その後の奈良〜平安期の日本は長い髪をまっすぐに伸ばす「垂髪(たれかみ)」というヘアスタイルが主流だったので、かんざしもあまり活躍することはなかったようですが、さらに時を経て安土桃山時代に入り、いわゆる「日本髪」が流行りはじめると細工を施したさまざまな種類のかんざしが作られるようになったそうです。

全盛期は江戸の後期。真偽の程はわかりませんが、当時はいざというときの護身用にも使われたとか。そういえば必殺シリーズでそんなシーンも見たことがあるような。


大和ことば – 211 / 365

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