常楽我浄 常樂我淨 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


常樂我淨

じょうらくがじょう


いつも「しあわせになりたい」的なことをボヤいている人は、もしかしたら「こうなったらわたしはしあわせ」という理想像が実はないんじゃないかなと、この語を書きながらそんなことを考えていました。

ITベンチャーの経営が仕事だったころ、いちばん勉強になったのが目標設定のあり方でした。改めて言うことでもないですが、組織、事業しかり、個人しかり、成長した時のイメージがしっかり描けているか否かが達成の確度に大きく影響します。きっと誰でもわかっていることながら、意外にこれが漠然として具体性に欠けていることも多いもので。

閑話休題。

仏教の世界ではゴールが明確に設定されていて、その状態をあらわすのがこの「常樂我淨」だそうです。いわく、「常」とは永遠不滅で不変常住であること、「樂」とは生死の苦しみから脱した安楽の境地、「我」とは精神的に自立していて他から何の束縛も受けないこと、「淨」は煩悩のけがれがなく清浄であること。合わせて「常樂我淨」です。

まぁみなさんが悟りを開くか開かないかは別として、どうなったらしあわせなのかをたまにはゆっくり考えてみるのもいいかもしれませんね。落ち着いて考えてみたら実はもうしあわせだった、っていうこともあるかもしれないし。


禅のことば – 172 / 365

毎日一語、趣きのある禅語をえらんで書にしています。
Facebookで日々公開していますのでもしご興味があれば。