心隨萬境轉 轉處實能幽 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


心隨萬境轉
轉處實能幽

こころはばんきょうにしたがっててんず
てんずるところじつによくゆうなり


「心は、周囲のできごとによってどうとでもコロコロと変化する。その転じていくその場その場には奥深いものがある。」今日の禅語は、釈尊の第二十二代祖師でインド国王の第二子である摩拏羅尊者が「伝法偈(でんぽうげ)」という書に遺した句の一節です。

摩拏羅尊者の句はこのあと、「外界の現象に執着することなく無心であれば、心そのものには喜びも不安も悲しみもない。」という意味の句が続きます。前段の句は納得がいくものの、後段の一節は何度読んでも消化できないので書きませんでした。

もしかしたら摩拏羅尊者の時代には不安なことのほうが多かったのかもしれませんね。
心が外界の現象を映す鏡のようなものなら、ピカピカに磨きあげて、いちいち一喜一憂しながら生きているほうが楽しそうだと思えるボクは、きっと恵まれた時代に生きているんやろなぁ。


心随万境転 心は万境に随って転ず
転処実能幽 転処実によく幽なり
随流認得性 流れに随って性を認得すれば
無喜亦無憂 喜びもなくまた憂いもなし



禅のことば – 218 / 365

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