一斬一切斬 一染一切染 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


一斬一切斬
一染一切染

いちざんすればいっさいざん、いちぜんすればいっさいぜん


年頭の計画をあれやこれやと考えていたら、あまりの課題の多さに胸焼けしてきました。
粗忽者ゆえ毎年のことなわけですが、いちどこうなると気が滅入ってしまってよろしくありません。
そんな時に思い出すべきはこんな言葉。

禅語、「一斬一切斬、一染一切染」とは、「束になった糸を切る時に一本一本切る必要はない、また染める時にも一本一本染める必要もない」という意味の言葉です。まとめてバッサリ切ってもよし、切れる分だけ切って、あとは千切れるのを待つもよし。ドボンと束のまま染めてもよし、染められる分だけ染めて、あとは自然に染まるのを待つもよし。

なんにせよ、いちばんよろしくないのは課題の多さに辟易してしまって結局一本も糸を切りはじめられない状態なわけで。もし、「一切斬!」とバッサリ斬る切り口が見つからなければ、まずはすぐに手をつけられそうな一本を切ってみるところから。
今年もがんばっていきましょう。


禅のことば – 158 / 365

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